【頭痛に対する鍼治療の有効性】東洋医学 ホントのチカラ 3月20日(月)[NHK総合]後7:30~8:42 頭痛に対する鍼灸治療について紹介されます。

天気による不調、便秘や睡眠のお悩みなど…最新治療やセルフケアをたっぷりご紹介!東洋医学 ホントのチカラ ~心と体を整えるSP~

本日、2023年3月20日(月)NHK総合 午後7:30より放送されます番組で頭痛に対する鍼灸治療について紹介されます。事前に番組より以下のツボ押しセルフケアの動画も公開されています。

[東洋医学ホントのチカラ] 福山潤さんが伝授!肩こり・腰痛のセルフケア | NHK

さらに今回、今週土曜日(18日)から東京・新宿で開催される
超体験NHKフェスという大型イベントにも、「東洋医学ホントのチカラ」のブースで鍼灸に関する出展があります。

超体験NHKフェス

鍼灸治療は頭痛に対して非常に有効であるという研究が多く発表されています。
以下の記事も参考になります。

仕事も休職に追い込まれた慢性頭痛が改善! 100万人以上が悩むと推定されるMOH(薬の使い過ぎによる頭痛)を改善する鍼灸(しんきゅう)治療

頭痛に対して鍼灸治療をする上で、上記の記事で注目すべきところは以下のところです。
鍼灸治療で期待できる効果は、大きく2つあります。
1つは、『頭痛の引き金となる、肩や首などのコリを和らげる効果だ。 筋肉が疲労すると血行が悪くなり、組織が硬くなりコリができる。すると、溜まった老廃物などが周囲の神経を刺激して、「痛み」が生じる。実はこの老廃物などによる刺激は、肩や首だけでなく頭にも到達し頭痛の原因となるのだ。そこで、肩や首のコリに鍼(はり)を打ち、その刺激が神経や血管に伝わることで血流が増加。血行が良くすることで、溜まった老廃物を除去しコリが解消、頭痛も改善されるというワケだ。』

コリを形成して、痛みを引き起こす流れ
筋肉が持続的に緊張

筋疲労

血行不良

筋組織が硬くなる

コリを形成

組織内に老廃物が溜まる

周囲の神経を刺激して痛みを生じる

形成されたコリを鍼で緩めて血流を改善させて老廃物を除去して頭痛を改善させることが期待できるということですね。

『そして、もうひとつ期待されるのは、脳の働きを改善する効果だ。MOHやMOHを経た慢性頭痛患者の脳では、(中略)多くの場合、脳の「痛みを感じるメカニズム」に異変が生じている。そこで、体に鍼(はり)を打つと、その刺激は末梢神経から脊髄を経て脳に届き、痛みを感じる脳の働きを改善させるという。この体への刺激が脳の機能を改善する効果は、ハーバード大学をはじめ世界各国の科学研究でも詳しく調べられており、効果に個人差があるものの鍼灸の鎮痛効果として認められているものだ。』
MOHとは頭痛薬などの薬を使いすぎることによる頭痛のことです。
当院では痛みを感じるメカニズムを正常に戻すことを目的として頭や首肩周りだけでなく全身の鍼治療を行います。
薬の使い過ぎによる頭痛への鍼治療を行う例として以下の記事も参考になるかもしれません。

鎮痛薬の使い過ぎで頭痛に!?注目される鍼(はり)のチカラ

当院の場合は症状が落ち着くまで週1回の施術を数回続けて頂き、その後2週に1回、3週に1回と少しずつ来院頻度をゆるやかいしていきます。
頭痛の診療ガイドラインは以下の通りです。

頭痛の診療ガイドライン2021

このように大きく分けて2種類の頭痛に鍼治療をするが有効とされています。
もちろん効果の出方には個人差がありますので絶対に効く、とは言えないのですが、やる価値を感じていただけたら試してみることはお勧めします。
「脳の機能を改善させる」というと「脳の機能に異常ないから自分は大丈夫」って思う方も少なからずいらっしゃると思います。脳は意外と簡単に機能がおかしくなります。例えば「疲れ」。疲れてくると普段は特に気にならないことでも疲れていると「イラッ」としたりしますよね。「疲れ」は人の認知機能をおかしくします。他にも普段はマッサージなどで背中を押された際はそんなに強く押されなくてもほぐれていく感じになりますが、疲れているときは「もっと強く押してー!」ってなりますよね。疲れの影響で押される刺激に対して鈍感になります。
このように「疲れ」によって脳は正常ではない状態になりやすいのです。
こういう「疲れ」による脳への悪影響に対してアプローチし得るのも鍼です。
生活の質を維持改善させる目的で鍼治療を定期的に受けられる方も多く来院されます。
「鍼治療ってどんな感じなのかな?」と興味が出てきましたら、ぜひ当院へ気軽に足を運んでみて下さい。

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